今後の住宅のニーズに求められるもの
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生活様式の変化に対応できない家=住みづらい家
家の建替え寿命が26年になる大きな要因は、構造上の問題が大きいのですが、それ以外にも、生活様式の変化に住宅がついていけないことも原因の一つです。
40年前はテレビなんて小さいもので、まだない家もたくさんありました。
電話がない家すらも当たり前でした。
シャワーなんてものもなく、桶で湯船からお湯をすくって頭を洗っていたものです。
トイレも便器は和式が当たり前。長時間しゃがんでいると足がしびれて立ち上がれなくなりました。
今、そんな家、ありますか?
今では生活家電のサイズや置き場所も設計に大きな影響を与えます。
長い人生において、大容量冷蔵庫や大きな洗濯機が必要なくらいの大家族になる可能性もゼロではありません。
このようなことを考慮せずに、未来の生活様式の変化に対応できない家を建ててしまって本当に良いのでしょうか?
今から建てる住宅は、30年後の住宅にそれほど設備の変化はないでしょう。
あるのは、家族の成長にあわせて人数の変化が起きてくる程度でしょう。
では、どのような変化が考えられるでしょうか?
想像してみてください。
あなたは、いま30歳前後。夫婦2人と低学年と園児のお子さんの4人家族だとしましょう。
( )はおおよそのご主人の年齢です。
- (35歳) 数年後、上の子が中学生になり、個室を求めるようになります。
- (45歳) 10年後、上の子が独立、個室は1つ余ります。
- (47歳) 下の子も独立、個室が2つ不要になります。
- (60歳) 十数年後、ご主人は定年退職、家で奥さんと一緒に過ごす時間が増えます。
- (75歳) 後期高齢者。廊下で2階に行けなくなります。その時子どもと同居を考えます。
このような変化が考えられます。
こうした人数変化によって求められる家の変化は、どのようなものでしょうか。
- 今は、子ども2人は小さいので、個室はいらない
- でも数年後には個室が必要になる
- そして、こどもが独立、個室は要らなくなる
- 同居するために2階を子ども家族に提供(2階を改造)
- それ以外の生活変化や生活様式の変化に対応
従来の木造住宅で家を建てた場合、家は家族の変化に対し、今後間違いなくついていけないでしょう。
なぜなら、室内にある柱や筋交いの入った壁を外すことはできないからです。
ですので、これまでは家を手放して、他の家を買うか建て替えるしか方法がありませんでした。
このように手放された家は、当然10年以上経っている家ですから、建物の評価はゼロ。
たとえ売れたとしても十分な高値で取引されることはありません。
つまり、時代のニーズに合わせることができないと住宅の寿命は、結局26年しかもたないのです。
資産になる家の必須条件
今後の住宅に求められるニーズを正確に予知することはできません。
しかし、時代の流れは予測できます。
それは、どのような変化が起こっても
- 簡単に変更できる間取りで家を建てること
- 家のリフォームによって、構造体力が変化しないこと
の2点です。
建て替え寿命26年の家から脱却するには、この2点がいちばん大事です。
生活様式の変化に対応できる家
それは、スケルトン&インフィルの家
スケルトン&インフィルの家とは、構造体・外皮(スケルトン)と内部の仕上げ(インフィル)を完全に分けて考えられた家のことです。
この家を実現するためには、従来の木造住宅の基準であった壁量計算ではなく、構造計算によって科学的に立証された構造の家を建てることが不可欠です。
きちんとした構造計算によって家を建てることができれば、わずか26年で建て替えるような家にならず、長く住み続けることができるでしょう。
ちなみに、マンションのリノベーションも、このスケルトン&インフィルです。
マンションの場合、部屋の外周の壁と天井以外、構造に関係するところは何もありません。
そのため、それらをすべて取り払ってしまい、大きなワンルームにしてしまいます。
その結果、家族の人数や生活様式に合わせて自由に間取りを考えることができます。
これを一戸建でもするというのが、私たちが考えるスケルトン&インフィルの家です。
子どもの成長する過程で仕切ってもいい。
構造体でない壁なら、子どもがいなくなれば間仕切りを取り払ってもいい。
間仕切りはどうにでもできます。
生活スタイルに合わせてゆっくりと家を変えれば良いのです。
つまり、家は建てた時がスタートなんです。
このスタートの意味を考えてみてください。
これから家づくりがはじまる。
つまり、家の価値はどんどん上がっていきます。
ここで伝えたいことは、「資産になる家」を建てていただきたいと言うことです。
どこの住宅会社で家を建てる場合でも、スケルトン&インフィルの家を建ててください。
エーティーエム建築が建てる家の「性能」
HEAT20グレード
[断熱・省エネ性能]
※「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」
奈良県は地域区分=6地域によるUA値基準になります。
生駒市は地域区分=5地域によるUA値基準になります。
許容応力度等計算
[耐震・耐風安全性能]
一次エネルギー消費量等級6
一次エネルギー消費性能に関する基準(BEI)
一次エネルギー消費性能:BEI
※1太陽光発電設置によるエネルギー消費量の削減は見込まない
※2事務機器等/家電エネルギー消費量(通称:「その他一次エネルギー消費量」)は除く
エーティーエム建築の標準仕様で建てた家は、エネルギー消費量20%以上の節減が可能になります。
断熱等級6を標準にしています
ηacに関して、国の基準は3.0ですが、エーティーエム建築は1.0台を基準にしています。
(小さいほど夏の日射を入れない、涼しい)
あらゆるデザインを可能にするSE構法のアプリケーション
SE構法は、耐震等級3、耐風等級2。いずれも最大等級の性能を十分に保ちつつも、お客様の希望の間取り・デザインを実現いたします。