1-3. 新耐震基準の適用時期と確認方法
新耐震基準の適用時期
新耐震基準は、日本で1981年6月1日から正式に適用されています。それ以前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準が適用されており、それ以降に確認申請された建物は新耐震基準に基づいて設計されています。
新耐震基準の建物かどうか確認する方法
新耐震基準が適用されている建物かを確認するためには、以下の方法を使います。
1. 建築確認日を確認する
- 新耐震基準は1981年6月1日以降に建築確認を受けた建物に適用されます。そのため、建物の建築確認申請日が1981年6月1日以降であるかを確認します。建築確認申請は、建物の建設前に行政から許可を得るための手続きであり、住宅の登記簿や建築確認書に記載されています。
- 登記簿を確認することで、建物の建築年を確認できます。登記簿は法務局で取得できます。
2. 不動産会社や管理会社に問い合わせる
- 物件が分譲マンションや賃貸住宅の場合は、不動産会社や管理会社に直接問い合わせて、建築確認日や耐震基準についての情報を確認できます。
3. 耐震診断を実施する
- もし、具体的な確認が難しい場合や不安がある場合、耐震診断を実施することで、現在の基準に基づいた耐震性の評価を行うことができます。特に、1981年以前に建てられた建物については、耐震診断を行い、必要に応じて補強工事を検討することが推奨されています
まとめ
- 新耐震基準の適用開始: 1981年6月1日以降。
- 確認方法: 建物の建築確認申請日を確認し、それが1981年6月1日以降であれば新耐震基準が適用されている。
- 耐震診断: 特に旧耐震基準の建物では、耐震診断や補強が重要です。