注文住宅でかかる費用の内訳は?

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2024/09/21

注文住宅でかかる費用の内訳は、複数の要素から成り立っています。それぞれの項目の詳細と費用の目安について解説します。

1. 本体工事費

注文住宅の中で最も大きな割合を占める費用です。建物そのものを建てるために必要な費用で、以下が含まれます。

  • 基礎工事(地盤改良なども含むことがあります)
  • 躯体工事(柱や梁などの構造体)
  • 外装工事(外壁、屋根など)
  • 内装工事(壁、床、天井、設備機器など)
  • 設備工事(電気、ガス、水道などのインフラ)

    本体工事費の相場は、住宅の規模や仕様によって異なりますが、総費用の**70〜80%**を占めることが一般的です

  • 2. 付帯工事費

本体工事以外に必要な工事で、次のような費用が含まれます。

  • 地盤改良費:軟弱な地盤の場合、建物を支えるための地盤改良が必要です。
  • 外構工事費:庭や駐車場、フェンスなどの外構にかかる費用です。
  • 解体工事費:既存の建物がある場合、取り壊しにかかる費用。
  • 仮設工事費:建設工事中に必要な仮設物や設備(足場など)にかかる費用。

付帯工事費は、総費用の**10〜20%**程度です​。

3. 設計費・設計監理費

設計事務所や建築士に設計を依頼する場合にかかる費用です。通常、設計費は本体工事費の**5〜10%**程度が目安です。設計監理費も設計士に依頼する場合には別途かかりますが、工務店やハウスメーカーの場合、設計費が本体工事費に含まれることもあります

4. 諸費用

これには、各種税金や手続きにかかる費用が含まれます。

  • 登記費用:建物や土地の登記にかかる費用。
  • 税金:消費税、不動産取得税、登録免許税など。
  • 住宅ローン関係費用:ローンを組む際の手数料や保証料、保険料(火災保険、地震保険など)。

諸費用は、総額の**5〜10%**が目安です

 

5. 家具・家電購入費

住宅を完成させた後に必要となる家具や家電、カーテンなどの購入費用も考慮しておく必要があります。これは個人の好みによって異なりますが、100万円以上かかることが一般的です。

まとめ

注文住宅にかかる費用の大まかな内訳は、以下のようになります。

  • 本体工事費:総費用の70〜80%
  • 付帯工事費:10〜20%
  • 設計費・監理費:5〜10%
  • 諸費用:5〜10%
  • 家具・家電購入費:個別に異なる

全体の予算を計画する際には、これらの要素を総合的に考慮することが重要です。