セルロースファイバー断熱材？？ | 奈良の注文住宅工務店エーティーエム建築

セルロースファイバーは、リサイクル紙（主に新聞紙）から作られた天然系の断熱材です。環境に優しく、優れた断熱・防音効果を持っているため、近年、住宅の断熱材として人気が高まっています。以下に、セルロースファイバーの特徴と利点をまとめます。

高い断熱性
セルロースファイバーは繊維構造が多孔質であるため、空気を多く含むことができ、断熱性が非常に高いです。これにより、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現します。また、壁や天井に吹き込むことで、隙間なく密閉性の高い断熱効果が期待できます(
優れた防音効果
セルロースファイバーは音を吸収する効果も高いため、生活音や外部の騒音を抑えるのに役立ちます。これは、繊維の構造が音を遮断する特性を持っているためです(
環境に優しい素材
リサイクルされた紙から作られており、環境に配慮した素材です。製造工程でもエネルギーの使用量が少なく、他の断熱材に比べて環境負荷が少ないのが特徴です(
セルロースファイバーはホウ酸などの薬剤で処理されており、耐火性や防虫性も高いです。これは、火災時に燃え広がりにくく、害虫からの被害を防ぐ役割も果たします(
調湿効果
セルロースファイバーは湿気を吸収・放出する性質があり、室内の湿度を適度に保つ効果があります。これにより、カビや結露の発生を抑えることができます

施工が専門的
セルロースファイバーは吹き込み式の施工が一般的で、専用の機器や技術が必要です。そのため、DIYには向かず、専門業者による施工が必要です(
初期コストが高い
断熱性能は高いものの、施工費用が他の断熱材に比べてやや高めになることがあります。しかし、ランニングコストの削減効果があるため、長期的には経済的です(

セルロースファイバーは、自然素材でありながら高性能な断熱材で、特にエコ志向の住宅に向いていますが、施工面での制約やコスト面を考慮する必要があります。