明るい光が降り注ぐ家

I様邸

柱と間仕切り壁が少ない
SE構法の良さを反映

「マイホームを持ちたいというのが妻の夢。一方の僕は資金面がどうかなあと家づくりには消極的でした」。ご主人の気持ちが変化したのがエーティーエム建築との出合い。

「たまたま訪れた住宅フェアで社長の著書をいただきました。震災後だったので柱や梁の接合部を強化し
たSE 構法と耐震性に惹かれたのです」。

その後、何度も見学会に足を運ぶうちに、土地探しと並行して家づくりが本格始動。「土地が決まる前から建物設計に入るのがエーティーエム建築さんのやり方。先に土地を買ってしまうとそちらに予算をかけがちで建物にお金をかけられなくなるという話に納得しました」。

元プロダクトデザイナーのご主人だけにデザインには並々ならぬこだわりがありました。「最初は予算度外視でイメージ図を書いて持って行きましたが、現実的な予算内で希望をどう実現させるか、担当の佐藤さんには親身に相談にのってもらいました」。

その言葉通り、室内は白を基調としたスタイリッシュな空間が広がります。なかでもこだわったというリビングは、無垢材を使った高床式のくつろぎスペースが印象的。

モダンなスリット窓の明るさをフォローするために２ヵ所の天窓を設置し、明るさと暖かさをプラスしました。高床部分の吹き抜けは天井を斜めにカット。

リビング全体に光をまわしながらも、食べ物が並ぶダイニングには光を送らない工夫が施されています。リビング階段はご主人の美的感覚の集大成。

無垢材を効果的に配し、横から見ると市松模様に、正面から見るとストリップ階段に見えるつくりです。奥様のこだわりはキッチンに凝縮しています。「吊り戸棚を置きたくなかったので、イケアで食器棚を購入しました。

ほかにも、ウォークインクローゼットに置く棚など、先に家具を決めて、その寸法に合わせて間取りを変更してもらいました」と奥様。

夫婦共働きの生活スタイルに合わせて、洗面所はダブルシンクに。お互いのプライベートを尊重するため、寝室のほかにそれぞれの部屋も設けました。

新居になってからご友人や知人が遊びに来ることが増えたというのも納得できる、こだわりのお住まいです。