仕掛けいっぱいの「秘密基地」の家
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O様邸
外に向けて閉じた空間で
家族や仲間と気ままにすごす
「テーマは『不良の隠れ家』です」といたずらっぽく笑うOさん。しかし家中を案内されるうちに浮き上がるイメージは、ひっそり過ごす隠れ家というより、ワクワクするような「秘密基地」だ。
ほの暗いLDにドンと置かれた大きな無垢板のテーブル。ステンレスと木でつくった厨房風のキッチン。子どもたちは木の床を三輪車で駆け抜ける。クスクス笑いながら面白いことをたくらみ、暮らしを自分たちらしく楽しむ。そんなエネルギーが感じられる家なのだ。
家づくりの主導権を握ったのは夫。「土地も家づくりの予定もない頃から、自分で間取り図を描いていた」というほど建築が大好きで、構造についても研究を重ね、「理想のプランを実現できるのはSE構法だ」との結論に達していたという。同構法を手掛けるエーティエム建築と出会い、家づくりが一気に具体化した。
小さな窓も夫のこだわり。プライバシーの保護が第一だが「防犯性も高いし、夏は涼しく、音漏れも少ないのがいい」とメリットを挙げる。
外に向けて閉じた室内と対照的に、RF階の階段ホールを抜けると開放的な屋上。家にいながらアウトドアライフが楽しめる場だ。
遊びの要素が目を引く家だが、風の通り道を考えた窓の配置や、上り下りしやすい階段など、住み心地への配慮も抜かりはない。