中庭へつながる開放空間の家

H様邸

夏は風が通り抜けて涼しく
冬の帰宅時はほんのり暖か

H様邸一見、クールな住まいである。白を基調にしたモノトーンのデザイン。タイルを貼った中庭や鉄で造作した階段などの硬質な素材使い。

しかし時を過ごすうちになんともいえない温かな居心地よさが感じられるのがHさんのお宅だ。
10年ほど前から家づくりを考え、土地と依頼先を探していた夫妻が、エーティエム建築を知ったのは新聞広告がきっかけだった。

「社長の書かれた家づくりの本のプレゼントに応募し、届いた本を読んで感銘を受けました」。ようやく希望の土地が見つかり、同社に依頼して建てたのがこの家である。

広いリビングや中庭は夫妻の希望。しかし約36畳ものLDKは「完成すると図面で想像していたよりずっと広くて驚きました」。

H様邸さらに驚いたのは断熱性能。冬の寒さを警戒してエアコンを2台設置したが、1台だけ稼働すれば十分暖かいという。「外から帰ってきたときも、家の中がほわっと暖かくてホッとします」。夏は風通しがよく、とても涼しいそうだ。

タイル貼りの中庭はメンテナンスもしやすい。バーベキューをしたり、シートを広げてお弁当を食べるなど、日常的に活用。ヤマボウシの木が季節を感じさせてくれる。

両親の泊まり部屋として用意した和室も中庭に面し、障子越しに光がたっぷり入るのも魅力だ。パントリーやシューズクロゼットなど収納スペースも十分設け、生活動線は同社のアドバイスも得ながらプランニング。暮らしやすさも快適につながっている。

H様邸LDKの真ん中に階段を設けたプランは、「家族のつながりを大切にしたい」との夫妻の思いをかなえる。クールな表情の中に、暮らしの楽しみや家族の絆を込めた家。「すべてに満足」という一家の笑顔もこの家に温もりを添えている。

H様邸